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ヒップホップ小僧マイク

長かったオリンピック、パラリンピックも、昨日で終わりました。スポーツの大会って本当にいいもんですね。人並み外れた運動神経の持ち主が、真剣に戦う姿は実に感動的です。次は、いよいよ東京ですね。開会式でも閉会式でも頼まれれば、いつでも演出をやる準備はできているんですけどね。冗談もいい加減にしろって。カズだって、今でもWカップ目指して日々練習をしているんだから、言うぐらいいいでしょ。

ところで、スケールが小さくなりますが今回は私の関わったスポーツ大会について書きます。バブルのころは何かにつけてダンサーの需要がありましたが、運動会はよく行きましたね。学研、日経、SB食品、業種は違いますが、運動会にはダンサーが付きものでした。何をするって。それは、準備体操です。壇上で白い体操服のお兄さんがラジオ体操をやるよりも、きれいなお姉さんがレオタード姿でアイソレーション(準備体操)をやる方がなんかみんなやる気が出ますよね。まして私はサービス精神が多い方ですから、10人くらいのレオタード娘を要所要所に配し、笑顔と元気で盛り上げますから、社員の方たちには大変人気がありました。もう一つの仕事は、チアリーダーです。競技が始まると、チアリーダーの格好に着替え、応援を始めます。ラインダンスなんかやった日にゃ、競技そこのけでみんなの目はダンサーにくぎ付けです。いわば営業ですが、多い年は年2,3回やっていましたね。

もう一つ、これはスポーツ大会の中でも最大級のイベントを担当したことがありました。91年の世界陸上の東京大会です。ナイキからの依頼で、大会前夜のパーティーを盛り上げてほしいというものでした。それじゃ、東京音頭をやろうということになり、ヒップホップ版東京音頭を作りました。トトト、トウキョウ、オンドダヨ、イエーみたいなヒップホップのドンカマのリズムに歌詞を載せて、DJが時折スクラッチを交えて、どうやって踊るんだ!というくらいノリノリの曲でしたね。曲はあらかじめ、ナイキに渡して社員が自主練することになりました。

前夜祭当日、東京プリンスホテルの会場に入った私たちは唖然としました。一番大きな広間に、3,4メートルもあるやぐらが組まれ、世界各国の旗がはためき、その上にはDJブース、何十人というナイキの社員がポップな浴衣を着て東京音頭の練習をしていたのですから。さすが電通はやることが違うなと思いつつ、ふたを開けると各国の有名なアスリートたちが、輪になって楽しそうに踊っています。DJもディスコさながら、『イエイ、トトト、トウキョウオンド!』なんて盛り上げて祭りもたけなわになったときのことです。予想外のことが起きました。1人の若者が、やぐらに上り始めたんです。止める間もなくてっぺんに着くと、マイクを持ち、ラップ東京音頭をうたい始めました。そして、DJブースに入り、レコードを回し、やおらDJを始めたのです。アスリートたちも、下からやんややんや騒いでいます。意外にもDJの腕前がプロのようで、私も正直あっけにとられてみていたのを思い出します。

マイクパウエル  
参考写真                       マイクパウエル

91年世界陸上は、カールルイスの独壇場になると思われていました。100mを世界記録で終わった後で、長嶋茂雄が『ヘイ、カール』と呼びかけたシーンは、みなさんもよく覚えていますよね。走り幅跳びも途中まで好記録連発で、当然カールルイスが圧勝するだろうとみんな期待していました。ところが最後の跳躍で、1人の無名の若者(少なくとも私には無名でした)が、8m85cmという驚異的な世界記録を更新し、優勝をさらってしまいました。『あれ、あいつ』私は、目を疑いました。前の夜、DJブースでノリまくっていた青年、マイクパウエルがそこにいたのです。写真くらい一緒に撮っとけばよかったかなと思いましたが、まさかあのヒップホップ小僧が、歴史に残る大記録を打ち立てるとは…。

ナイキは、前夜祭を盛り上げたお礼にギャラ以外に、新しいシューズをプレゼントしてくれました。当時はそれが貴重で、運動靴というよりオシャレアイテムだったので、ここぞっていうときによく履いたものです。91年というとバブル崩壊直前です。あれはあれで良き時代でしたね。

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